【サウナとお酒】飲酒後のサウナは良くない?危険な理由を徹底解説します

空前の大ブームとなっている”サウナ”。
かつてはおじさんのものと言われていた存在から今では老若男女問わず大人気!

そこで今回は飲酒後のサウナはなぜ良くないかを解説します。

こんなお悩みを解決!

・飲酒後のサウナはなぜ良くないの?
・サウナに入ったら酔いは覚める?
・お酒を飲んだ後にどうしても入りたい場合は?

Contents

「サウナに入ればアルコールが抜ける」は間違い

結論は・・「飲酒後のサウナは絶対にNG!」です。

「サウナに入り、汗をたくさんかけばアルコールが抜ける」
一度は聞いた事や考えた事はあるのではないでしょうか。

残念ながら完全な都市伝説です。

お酒を飲んだ後に汗をかいてスッキリしたい!と思う方も多いとは思いますが、控えておくのがベストです。

飲酒後のサウナが良くない理由

サウナでアルコールが抜けないのは

車の運転で「飲んだら乗るな!」と同じ位、サウナでも「飲んだら入るな!」と言える程、沢山の危険が潜んでいます。

一体なぜ、飲酒後のサウナが危険なのかを解説します。

1.脱水症状に陥る

ご存知の通り、サウナでは少し入るだけでも沢山の汗をかきます。

通常時にドライサウナに10分入ると約500mmの汗をかくと言われています。

飲酒後でない場合でも脱水症状に陥る可能性はありますが、お酒を飲んだ後は更に脱水症状の危険性が高まります。

理由はアルコールによる利尿作用が上げられます。
飲んだ以上の水分が体内から奪われてしまう為、サウナに入る前から水分が不足がちになってしまいます。

その状態からサウナに入る事で汗をかくので更に水分とビタミン・ミネラル不足を引き起こします。
頭痛の原因も脱水によって起こるものなので、飲酒後のサウナの後に頭が痛くなってしまうケースも。

飲酒後はサウナではなく、しっかり水分補給を!

2.血圧が低下し倒れてしまう

アルコールが体内に入ると、血管を膨張させている為に血圧は低下します。
サウナに入る事によっても血圧を低下させる事になるので、極度に血圧を下げてしまいます。

また、血栓のバランスが崩れている事もありサウナで体調が悪くなるとも言われています。

血圧が下がり過ぎてしまうと以下の様な状態に繋がります。

・意識を失ってしまう
・脳卒中の危険性が高まる

3.酔いが増す

“汗をかけばアルコールは抜ける”と思われがちですが水分だけが抜けてしまいます。

サウナで体が温まる事で血液の循環が良くなり、さらにアルコールが回ることに。

そしてサウナで汗をかく事によって、体内の水分が奪われ血中アルコール度数も上がってしまいます。

二日酔いならサウナに入っても良い?

飲酒後のサウナが良くないのであれば、二日酔いは?と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

二日酔いの時にサウナに入る事は飲酒後と同じく、デメリットしかありません。

これらの理由について解説します。

サウナに入ってもアセドアルデヒトは分解されない

アセドアルデヒトとは、アルコールが肝臓で分解された時に発生する毒性の物質で、二日酔いや悪酔いの原因です。

肝臓で代謝されると、酢酸という物質に分解され、酢酸に分解されたアセドアルデヒトは血中を回り尿として排出されます。

サウナに入ると血流が良くなる為、アセドアルデヒトを含む血液が全身を周り、アルコール分解速度を遅らせ体調不良に陥ります。

サウナで汗をかいても汗腺にはアルコールやアセドアルデヒトを排出する機能がない為、二日酔いの時にでも良くないのがこれらの理由です。

飲んだ翌日も水分不足

二日酔いの起因は脱水症状アセドアルデヒトです。

脱水症状については飲酒後と同様、サウナで汗をかく事により更に悪化させてしまいます。

二日酔いの時はサウナに入らないで安静にするのが良いでしょう。

番外編〜こんな時もサウナを控えよう〜

飲酒後のサウナが良くないのはお分かりいただけたでしょうか。

その他にも、サウナを控えておく場面が存在します。

幾つかあるのでご紹介します。

空腹時・食後すぐ

空腹時や食後すぐはサウナを控えるべきと言えます。

極度の空腹時にはサウナに入ると低血糖に陥ってしまう可能性が。

食後にサウナに入ると消化不良になり、胃もたれや吐き気の原因に。

理由は消化器官に血液が集中しているためです。
サウナに入ると全身の血流が良くなり、食べ物の消化に必要な血液が消化器官に流れず消化不良を起こしてしまう。

食後は2時間以上は空けるようにしましょう!
但し、食べ過ぎには注意が必要です。


どうしてもサウナに入る前にお腹が空いている時は、おやつや軽食がおすすめです。

風邪を引いている時

健康に良いと言われるサウナですが、風邪を引いている時は別の話。

サウナに入ると風邪が治る」と言うのは間違いです。

感染症を持っている人

サウナ室はいわゆる「3密」の状態です。

施設内も広さには制限があり、感染症をお持ちの方は控えるべきと言えるでしょう。

感染症にかかっている上で入ってしまう事で自身にも危険が潜んでおり、入る前に医師への相談をするのが良いでしょう。

感染症は「サウナで菌が死滅する」と思われがちですが、これも要注意。
高温の状態でも菌が生きていける事もあるそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

飲酒後のサウナは様々な危険が沢山。
まさに飲んだら入るな!とも言えますね。

健康に良いと言われるものですが、飲酒後は控えておくのがベストでしょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
Contents